口が開かない!たった2つの原因と治し方・治療方法

口が開かない原因

「口がおもうように開かなくなった。」「大きな口をあげるのがしんどい。」「口を開くときに音がする。」という悩みを持たれる方は年々増えてきていますが、主な原因は2つしかありません。

この2つの原因は、症状がかるければ、自分で治すことが可能ですので、参考になさってくださいね。

噛み合わせが悪いのが原因で口が開かないケース

口が開かないときは顎関節症になっている可能性が高いです。ただし一口に顎関節症といっても、発症する原因は多岐にわたります。そのなかでも特に多いのは噛み合わせが悪いことです。

食事で咀嚼するときに上下の歯がうまく正常にフィットしなければ顎に悪影響を与えてしまいます。また、精神的な要素が絡んでくることがあると考えられています。

たとえば、ストレスがたまったり過度に緊張したりすることで、顎の周辺の筋肉が極端にこわばってバランスが崩れてしまうこともあるのです。その他にも、歯が抜けた状態で噛むときの圧力に偏りができたり、虫歯を治療せずに長く放っておいたりすることも関係している可能性があります。

上記のような要素が一つもなくても口が開かないなら、遺伝的な理由により歯並びが悪いことが影響しているケースも珍しくありません。さらに、このような要素が複合的に影響しあって、噛み合わせに問題が生じてしまう場合もあるでしょう。

噛み合わせの治療方法

噛み合わせを良くするの方法として基本となるのはマッサージを施すことです。しかし、それだけで完全に解消できない場合も多く、改善の兆候が見られない場合は、医師と相談しながら状態にあった治療を行っていくことになります。

たとえば、マウスピースを用いた方法で少しずつ正常な状態に戻していく方法があります。ゴム素材で作られた柔軟性のあるマウスピースを毎日付けることにより、恒常的に調整を加えていくことが可能です。

この治療方法の優れている点として、本人が無意識で強く噛んでしまう場合にも対処できることが挙げられます。そのため、顎へのダメージの緩和にとても効果的です。

また、日常の行動に潜む問題点を洗い出して改善していく方法もよく選択されています。うつぶせになって寝たり頬杖をついたりするなど、顎に負荷をかける行為が習慣になっている人は珍しくありません。その習慣をなくすことで、噛み合わせの悪化を直すとともに再発も防ぎやすくなります。

歯ぎしりが原因で口が開かないケース

口が開かない場合は、歯ぎしりが原因になっているケースもよくあります。歯ぎしりがひどい場合は、歯に違和感が生じたり揺れてしまったりするなど、口腔内にいろいろな問題が生じやすいです。

その症状の一つとして顎関節症があり、それによって口をうまく開けられなくなることがあるのです。こちらに関しては、精神的な要素が引き金になっていること多いと考えられています。家事などでストレスがたまったり、職場で緊張する場面があったりすると、歯を食いしばる頻度が増えていくのが普通です。

その結果、睡眠中もリラックスしきれずに、歯をこすり合わせてしまうことがあります。体の防衛本能がストレス発散のためにそうさせているという見解もあるのです。

また、生活習慣が関係していることもよくあるので注意が必要です。たとえば、寝る前のアルコール摂取のせいで、睡眠が浅くなってしまっている場合にも起こりやすくなってしまいます。神経を興奮状態にするタバコも同様です。

歯ぎしりの治療方法

歯ぎしりを治療する方法も複数あるので、歯の状態を考慮しながら選択することになります。たとえば、歯の高さがばらばらの場合は、表面を削って平面化することで改善が見られることもあります。

歯に欠けがあることが影響している場合は、ブリッジを使って補填することなども有効なアプローチです。寝ている間の発症に関しては、ナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着しておくことで対処します。

こちらは歯の型取りをして自分に合った形状のものを使用するのが一般的です。また、カウンセリングによって、飲酒や喫煙といった生活習慣の見直しをすることも治療方法に含まれています。

ユニークな方法としては、歯ぎしりをすると目が覚めるといった暗示をかける方法なども見受けられます。早期の改善を目指すなら、リラックスできる時間を多くつくって、ストレスを蓄積させないことも大切なポイントです。その他に、薬物やマッサージによる対処が行われる場合もあります。